本郷八幡宮(読み)ほんごうはちまんぐう

日本歴史地名大系 「本郷八幡宮」の解説

本郷八幡宮
ほんごうはちまんぐう

[現在地名]本郷村大字本郷

本郷川とその支流本谷ほんだに川に挟まれた台地の南端部長雄ながお山にある。山代やましろ郷の総鎮守とされ、本郷・宇塚うづか黒沢くろざわ・本谷、秋掛あきがけ(現美和町)の各村の氏神祭神は応神天皇・神功皇后・玉依姫尊。旧郷社。

由緒は「神社明細書」に「大内介多々良重興・横山修理之進康国二氏有宿願、則得霊験、承保元年甲寅六月十五日、旦地蔵人成光・豊原兵部守胤ヲシテ、山城国男山八幡宮ヲ勧請」とあり、次いで「永享四年豊後大友氏、北国出陣ノ際、此神社ニ祈願、霊験アツテ利運ヲ得タリ、依テ帰国ノ後、社廟改造ヲ大内氏ニ計ル、大内持世モ感スル事アツテ、両氏心ヲ戮セ造営」という。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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