朱雀天皇陵(読み)すざくてんのうりよう

日本歴史地名大系 「朱雀天皇陵」の解説

朱雀天皇陵
すざくてんのうりよう

[現在地名]伏見区醍醐御陵東裏町

醍醐天皇陵の東南にある。醍醐(山)陵ともいう。

朱雀天皇は醍醐天皇第一一皇子。母は藤原穏子(基経の女)。在位中、平将門の乱が東国で、藤原純友の乱が西国で起こっている。天暦六年(九五二)八月一五日没。「帝王系図」に「二月十四日朱雀太上皇落飾入道仏陀寺(中略)八月十五日崩時年三十葬山城国来定寺北野、置御骨於醍醐山陵傍」とあり北野きたの(現上京区)で葬し、当陵に納めたことがわかる。また「帝王編年記」に「葬法性寺東中尾南原陵御骨於醍醐山陵」とあり、同位置である。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

2022年度から実施されている高校の現行学習指導要領で必修となった科目。実社会や実生活で必要となる国語力の育成を狙いとし、「話す・聞く」「書く」「読む」の3領域で思考力や表現力を育てる。教科書作りの...

現代の国語の用語解説を読む