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机竜之助 つくえ りゅうのすけ

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デジタル版 日本人名大辞典+Plusの解説

机竜之助 つくえ-りゅうのすけ

中里介山(なかざと-かいざん)の小説「大菩薩峠(だいぼさつとうげ)」の登場人物
甲源一刀流の達人で,音無しの構え使い手。天誅(てんちゅう)組の変にくわわり失明,虚無感をふかめ,衝動的な殺人をかさねる。作品は大正2年から昭和16年まで「都新聞」「東京日日新聞」などに断続的に連載され,人間の業(ごう)と恩讐(おんしゅう)をこえた次元をえがく「大乗小説」にまとまっていったが,未完のまま。

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世界大百科事典内の机竜之助の言及

【大菩薩峠】より

…1913年に《都新聞》に連載されたのを皮切りに《東京日日新聞》《国民新聞》《読売新聞》《隣人之友》などに書き継がれ,書下ろしを加えて第41巻まで執筆されたが,44年に作者の病没で未完となった。 作者みずからこの作品の趣意を説明して〈人間界の諸相を曲尽して,大乗遊戯の境に参入するカルマ曼陀羅の面影を……うつし見ん〉と述べているが,特定の主人公はなく,音無しの構えの無明の剣客机竜之助も一点景にすぎない。武州御岳(みたけ)神社の奉納試合で竜之助が宇津木文之丞を殺し,その妻お浜を奪って江戸へ走り,敵とねらう文之丞の弟兵馬がそれを追う発端から,話は京都,伊勢,甲州,安房,信州,飛驒と拡がり,最後には東経170度,北緯30度の椰子林(やしりん)共和国にまで及ぶ。…

※「机竜之助」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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