朽木宣綱(読み)くつき のぶつな

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「朽木宣綱」の解説

朽木宣綱 くつき-のぶつな

1582-1662 織豊-江戸時代前期の武士
天正(てんしょう)10年生まれ。朽木元綱(もとつな)の長男。はじめ豊臣秀吉につかえ,のち徳川氏にしたがう。近江(おうみ)(滋賀県)高島郡朽木を中心とする父の領地9500石のうち,6400石余をゆずりうけて旗本となり,交代寄合衆にくわえられた。寛文2年5月1日死去。81歳。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の朽木宣綱の言及

【朽木氏】より

…宇多源氏の流れをくむ近江の豪族。佐々木氏の一族。佐々木信綱が承久の乱の功によって近江国高島郡朽木荘の地頭職を与えられたのち,その曾孫義綱がここを領して朽木氏を称するようになった。また朽木氏をはじめとする佐々木一族は,いくつかの系統に分かれて高島郡内に割拠し,高島七党と呼ばれる武士団を形成した。朽木氏は荘内の市場に居館を構え,京都と若狭国小浜を結ぶ交通・運輸の要衝をおさえていた。南北朝内乱では足利尊氏に従って北朝に属し,各地で戦功をあげた。…

※「朽木宣綱」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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