杉原心斎(読み)すぎはら しんさい

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「杉原心斎」の解説

杉原心斎 すぎはら-しんさい

?-1868 江戸時代後期の儒者
江戸の人。昌平黌(しょうへいこう)で佐藤一斎,安積艮斎(あさか-ごんさい)にまなぶ。天保(てんぽう)11年(1840)幕府儒官となり,のち二丸留守居役。愛書家で,宋(そう)・元(げん)(中国)の古版を多数所蔵。考証を得意とした。慶応4年6月25日死去。享年60歳余。名は直養。字(あざな)は浩然通称は平助。別号に緑静堂。著作に「七雅」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android