李べん(読み)りべん(その他表記)Li Bian; Li Pien

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「李べん」の意味・わかりやすい解説

李べん
りべん
Li Bian; Li Pien

[生]文徳1(888)
[没]昇元7(943).金陵
中国,五代十国の南唐の始祖 (在位 937~943) 。海州 (江蘇省) の人。字は正倫。諡は光文粛武孝高皇帝。廟号は烈祖。唐末の戦乱父母を失い,呉の始祖楊行密の部将徐温養子となった。楊行密の死後,徐温が実権を握ると重用され,さらに徐温が没すると呉の丞相となり,後唐の長興3 (932) 年斉王となり,金陵に拠った。後晋の天福2 (937) 年呉王楊溥 (ようふ) から位を譲られて即位し,国号を唐とし,昇元と改元した。その治世は,民心の安定と民力の充実に意を注ぎ,南唐繁栄の基礎を築いた (→南唐文化 ) 。

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