村山たか むらやま-たか
1810-1876 江戸後期-明治時代の女性。
文化7年生まれ。京都で芸妓(げいぎ)となり,金閣寺住職にひかされ一子をもうける。のち井伊直弼(なおすけ)の寵愛(ちょうあい)をうけ,長野主膳の情報役として安政の大獄の陰で活躍。文久2年(1862)尊攘派(そんじょうは)浪士に三条大橋で生きさらしにされ,子の多田帯刀(たてわき)は殺された。尼として余生をおくる。明治9年9月30日死去。67歳。近江(おうみ)(滋賀県)出身。別名に可寿江(かずえ)。
出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例
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