20世紀日本人名事典 「村山リウ」の解説
村山 リウ
ムラヤマ リウ
昭和・平成期の評論家,小説家
- 生年
- 明治36(1903)年4月1日
- 没年
- 平成6(1994)年6月17日
- 出生地
- 香川県琴平町
- 学歴〔年〕
- 日本女子大学国文科〔大正12年〕卒
- 主な受賞名〔年〕
- 大阪市民文化賞〔昭和35年〕,NHK放送文化賞(第31回 昭54年度)〔昭和55年〕,勲四等宝冠章〔昭和60年〕,兵庫県文化賞〔平成1年〕
- 経歴
- 岡山第一高女教諭を務めたが、昭和5年岡山医大副手の村山高と結婚。11年頃から地域婦人活動を行う。18年から大阪に住み女子挺身隊関連の仕事で大阪府庁に勤める。戦後、大阪市社会教育委員を初め、各種婦人団体の役員をつとめ、新聞の身の上相談や社会時評などで、婦人問題評論家として活躍。また、現代的視点からのユニークな「源氏物語」の解説、講演により、“村山源氏”という評価が確立する。昭和29年〜平成3年源氏物語講座(婦人民生クラブ主催)講師。大阪ユネスコ協会副会長、大阪市選挙管理委員長なども歴任。主な著書に「源氏物語」(上中下)「私の源氏物語」「ときがたり源氏物語」「わたしの中の女の歴史」「女の自立」などがある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報