条幅(読み)ジョウフク

デジタル大辞泉 「条幅」の意味・読み・例文・類語

じょう‐ふく〔デウ‐〕【条幅】

画仙紙がせんし半切はんせつにかかれた書画軸物にしたもの。→堂幅どうふく

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精選版 日本国語大辞典 「条幅」の意味・読み・例文・類語

じょう‐ふくデウ‥【条幅】

  1. 〘 名詞 〙 書画で、画仙紙を縦に半分にした半切(はんせつ)を軸物にしたもの。→堂幅

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「条幅」の意味・わかりやすい解説

条幅
じょうふく

掛物(かけもの)(掛軸掛字)の一種。中国の上質紙である宣紙(せんし)(書画の用に適し、日本でいう画仙紙もその一種。もと安徽(あんき)省宣城(せんじょう)県でつくられたためこの名がある)は、長さ約6尺、5尺、4尺(1尺は約30.3センチメートル)の3種があるが、全紙1枚の縦と横の寸法は、いずれもほぼ2対1の比率になっている。その全紙を縦に半切(はんせつ)し、掛物にしたもの。したがって、条幅の縦横の比率はほぼ4対1となる。これに対して、全紙をそのままの大きさで縦に用いた掛物を堂幅(どうふく)という。

松原 茂]

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