東アジア文化圏

山川 世界史小辞典 改訂新版 「東アジア文化圏」の解説

東アジア文化圏(ひがしアジアぶんかけん)

中国,朝鮮,日本,ベトナムなどの東アジア世界に共通する文化現象をいう。特に漢字,儒教,仏教(漢訳仏教),律令などが,東アジアの冊封体制をとおして中国から広がった。そのほかに箸(はし),茶,麺(めん),紙,陶磁器などの中国文化も広がったが,これらは東アジアに限るものではない。同一の文化圏といっても,中国文化の受け手の側には,当然固有の文化もある。日本は漢字を用いたが,やがて仮名を作り出して大和(やまと)言葉で表記し,朝鮮半島でも漢字だけでなくハングル文字,ベトナムでもチュノム文字を生み出した。また日本は唐代の律令を受容したが,同姓不婚の条文は削除した。これらの例をみれば,中国文化を受容した側にも,主体性をみる必要がある。

出典 山川出版社「山川 世界史小辞典 改訂新版」山川 世界史小辞典 改訂新版について 情報

アジア諸国の友好と平和促進とを目的としたスポーツ大会。第1回は1951年にインドで開催。原則としてオリンピックの中間年に行われる。主催はアジア‐オリンピック評議会。→アジア冬季競技大会...

アジア競技大会の用語解説を読む