日本歴史地名大系 「東室院」の解説 東室院ひがしむろいん 和歌山県:伊都郡高野町高野山本中院谷東室院[現在地名]高野町高野山現在は龍光(りゆうこう)院に名跡を残す。準別格本山。本尊地蔵菩薩。開基は空海、祈親(定誉)の住坊あるいは再興と伝える。四室の一。往古は壇上の東にあった。文明五年(一四七三)の諸院家帳は南谷(みなみだに)道南条に記す。「続風土記」によると慶長一九年(一六一四)伽藍御社(ごしや)山の南東に移り、元禄年中(一六八八―一七〇四)五之室(ごのむろ)谷阿弥陀(あみだ)峯北麓に移った。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報