東州(読み)トウシュウ

デジタル大辞泉 「東州」の意味・読み・例文・類語

とう‐しゅう〔‐シウ〕【東州】

東方の国。関東東国。都から見ていう。
東洋
「是遠く西洋の事を援くに及ばず、我が―に在て」〈西周明六雑誌四二〉

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精選版 日本国語大辞典 「東州」の意味・読み・例文・類語

とう‐しゅう‥シウ【東州・東洲】

  1. [ 1 ] 〘 名詞 〙
    1. ( 都からみて ) 東方の国。あずま。また、関東をいう。〔名語記(1275)〕
    2. 東洋をいう。
      1. [初出の実例]「我が東洲に在て既に二千三百年前に孟子楊墨の法格を極論し」(出典:明六雑誌‐四二号(1875)人世三宝説〈西周〉四)
  2. [ 2 ] 仏教世界観にみられる四大海(しだいかい)の中にある四大洲の一つ。東方の東勝神洲のこと。
    1. [初出の実例]「日本は彼土(かのど)をはなれて海中にあり。〈略〉南州と東州との中なる遮摩羅(しゃもら)と云州なるべきにや」(出典神皇正統記(1339‐43)上)

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