東桜町(読み)ひがしさくらちよう

日本歴史地名大系 「東桜町」の解説

東桜町
ひがしさくらちよう

上京区寺町通広小路下ル

中央を河原町かわらまち通が、西を寺町てらまち通が南北に通る。町の中央より西は、寛仁三年(一〇一九)藤原道長が創建した法成ほうじよう寺の跡地(拾芥抄)

寛永一四年(一六三七)洛中絵図には南の現宮垣みやがき町の地とともに「百万遍前町」、寛文五年(一六六五)刊「京雀」には「七観音町」と記される。宝暦一二年(一七六二)刊「京町鑑」には「是より椹木町辺迄は小名なし」とあり、町名は現れない。明治七年(一八七四)七月、現町名が公称された。町名は、御築地内にあった字桜町の東に位置するからという(坊目誌)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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