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百万遍 ひゃくまんべん

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

百万遍
ひゃくまんべん

百万念仏の略称で,念仏を 100万回称えること,また京都知恩寺の別称。知恩寺8世善阿が流行病をなおすため7日間 100万遍の念仏を称え,効験があったので後醍醐天皇から百万遍の寺号と 1080珠の大念珠を賜った。以来知恩寺では,衆僧,信徒が集って,弥陀の名号を称えながら大数珠を 100回繰回す仏事が行われ,これも百万遍という。

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デジタル大辞泉の解説

ひゃくまん‐べん【百万遍】

百万回。また、数限りなく繰り返すこと。「百万遍頼まれても承服できない」
一人で念仏を百万回唱えること。
浄土宗で、極楽往生を願って10人ずつの僧や信者が輪になって念仏を唱え、1080個の玉の大数珠を100回、順送りにする仏事。合わせて百八万遍の念仏になる。京都知恩寺で始まり、のちに一般でも行われるようになった。百万遍念仏。
知恩寺異称

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百科事典マイペディアの解説

百万遍【ひゃくまんべん】

知恩寺

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大辞林 第三版の解説

ひゃくまんべん【百万遍】

一〇〇万回。
「百万遍念仏」の略。
京都知恩寺の通称。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

百万遍
ひゃくまんべん

京都市左京区の今出川(いまでがわ)通と東大路(ひがしおおじ)通が交差する地に、浄土宗の知恩(ちおん)寺があり、俗に百万遍とよばれ、周辺の地域の名称ともなった。知恩寺は、1331年(元弘1)悪疫が流行した際、法然上人(ほうねんしょうにん)が念仏百万遍を唱えて祈願し、悪疫を防いだので、百万遍の号を贈られたという。付近一帯は京都大学の広大な敷地で占められる。[織田武雄]

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世界大百科事典内の百万遍の言及

【知恩寺】より

…京都市左京区にある浄土宗の大本山。別称は百万遍,山号は長徳山。もとは賀茂社の神宮寺で,北小路(今出川)高倉のあたりにあって,法然が一時住み,弟子の源智があとを継いだという。…

※「百万遍」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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