七観音(読み)シチカンノン

デジタル大辞泉 「七観音」の意味・読み・例文・類語

しち‐かんのん〔‐クワンオン〕【七観音】

人々を救うために、その場に応じて姿を7種に変えて現れる観音千手せんじゅ観音馬頭ばとう観音十一面観音しょう観音如意輪観音准胝じゅんでい観音不空羂索ふくうけんじゃく観音の七つ。
京都で観音をまつる七つの代表的な寺院行願寺清和院吉田寺清水寺六波羅蜜ろくはらみつ六角堂蓮華王れんげおうの7寺。また、その寺院の観音像。

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精選版 日本国語大辞典 「七観音」の意味・読み・例文・類語

しち‐かんのん‥クヮンオン【七観音】

  1. [ 一 ] 七つの観音。京都の革堂(こうどう)行願寺・河崎清和院(感応寺)・吉田寺・清水寺・六波羅蜜寺・六角堂・蓮華王院の七つの寺院にまつられている観音をいう。また、それらの寺。
    1. [初出の実例]「天顔陰、陽景見、申後雨漸密、女房参七観音」(出典明月記‐嘉祿元年(1225)正月二一日)
  2. [ 二 ] 仏語。衆生を救済するために、姿を七種に変える観音。すなわち、千手(せんじゅ)観音・馬頭(ばとう)観音・十一面観音・聖(しょう)観音・如意輪(にょいりん)観音・準胝(じゅんでい)観音・不空羂索(ふくうけんじゃく)観音のこと。

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とっさの日本語便利帳 「七観音」の解説

七観音

観音の変幻の種。▽千手(せんじゅ)観音、馬頭観音、十一面観音、聖(しょう)観音、如意輪観音、准胝(じゅんでい)観音、不空羂索(けんじゃく)観音

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