東深瀬村(読み)ひがしふかせむら

日本歴史地名大系 「東深瀬村」の解説

東深瀬村
ひがしふかせむら

[現在地名]高富町東深瀬

鳥羽とば川左岸に位置し、集落北東の山沿いに点在する。耕地は深沼が多く、現在でも降水時には泥海のようになることがある。鳥羽川対岸は西深瀬村、南は高富村慶長郷帳および元和二年(一六一六)の村高領知改帳によれば、江戸時代初期の領主は旗本宮城豊盛で、高一千四四〇石余。その後豊盛の孫豊嗣に嗣子がなく断絶幕府領となる。正保郷帳では田方一千二四四石余・畑方一八九石余、山年貢七石。家数は享和三年(一八〇三)に一九一を数え、以後明治まであまり変わらない。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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