東豎子(読み)アズマワラワ

デジタル大辞泉 「東豎子」の意味・読み・例文・類語

あずま‐わらわ〔あづまわらは〕【東豎子/×孺】

行幸のとき、馬に乗って供をした内侍司ないしのつかさ女官唐衣からぎぬ指貫さしぬき着用した。姫大夫ひめもうちぎみ姫松

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精選版 日本国語大辞典 「東豎子」の意味・読み・例文・類語

あずま‐わらわあづまわらは【東豎子・東孺】

  1. 〘 名詞 〙 官名。内侍司(ないしのつかさ)に奉仕する女官。女蔵人(にょくろうど)の次位。姫松(ひめまつ)ともいい、行幸の際、馬に乗って供をした。冠・縫腋(ほうえき)の袍(ほう)指貫(さしぬき)唐衣(からぎぬ)・裳(も)を着用。三つ子は天皇を守るという故事から、同腹の三つ子の童女を用い、古来慣例で、紀朝臣季明、河内宿禰友成等と名のらせたという。〔延喜式(927)〕

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