杵屋照(読み)キネヤ テル

新撰 芸能人物事典 明治~平成 「杵屋照」の解説

杵屋 照
キネヤ テル


職業
長唄唄方

旧名・旧姓
大槻

生年月日
天保15年

出生地
江戸(東京都)

経歴
実家は旗本で、15歳の時に長唄三味線方の8代目杵屋六三郎(のち三代目六翁)に嫁ぐ。以来、長唄の唄方・三味線方として活躍し、「勧進帳」「執着獅子」などを得意とした。また、夫を助けて作曲も行い、「王政復古」をはじめとする30以上もの新曲を発表。明治40年には日本初の女性演奏会「紫紅会」を開いた。

没年月日
明治42年 7月6日 (1909年)

家族
夫=杵屋 六三郎(8代目)(長唄三味線方)

出典 日外アソシエーツ「新撰 芸能人物事典 明治~平成」(2010年刊)新撰 芸能人物事典 明治~平成について 情報

20世紀日本人名事典 「杵屋照」の解説

杵屋 照
キネヤ テル

明治期の長唄の唄方



生年
天保15年(1844年)

没年
明治42(1909)年7月6日

出生地
江戸

旧姓(旧名)
大槻

経歴
実家は旗本で、15歳の時に長唄三味線方の八代目杵屋六三郎(のち三代目六翁)に嫁ぐ。以来、長唄の唄方・三味線方として活躍し、「勧進帳」「執着獅子」などを得意とした。また、夫を助けて作曲も行い、「王政復古」をはじめとする30以上もの新曲を発表。明治40年には日本初の女性演奏会「紫紅会」を開いた。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「杵屋照」の解説

杵屋照 きねや-てる

1844-1909 明治時代の長唄三味線方,唄方。
天保(てんぽう)15年生まれ。幕臣の家に生まれ,8代杵屋六三郎と結婚。夫とともに新曲30あまりを作曲し,「王政復古」がとくに知られる。明治40年わが国初の女性演奏家の会「紫紅会」をはじめた。明治42年7月6日死去。66歳。江戸出身。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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