松下三光(読み)まつした さんこう

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「松下三光」の解説

松下三光(初代) まつした-さんこう

1806-1869 江戸時代後期の陶工
文化3年生まれ。京都で2代高橋道八にまなび,尾張(おわり)(愛知県)常滑(とこなめ)で窯をひらき,茶器,花瓶(かびん)などをつくる。また南蛮写しを創案した。明治2年3月18日死去。64歳。名は常蔵,恒義。別号に海窓亭。

松下三光(2代) まつした-さんこう

1829-1887 江戸後期-明治時代の陶工。
文政12年生まれ。父初代三光の跡をつぎ,尾張(おわり)(愛知県)常滑(とこなめ)で朱泥煎茶(せんちゃ)器などをつくった。門人磯村白斎,浦川一斎ら。明治20年3月死去。59歳。名は恒二。別号に可楽斎。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android