松尾政(読み)まつお まさ

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「松尾政」の解説

松尾政 まつお-まさ

1784-1801 江戸時代後期の女性。
天明4年4月15日生まれ。筑前(ちくぜん)(福岡県)宗像郡赤間駅の酒造業松尾七兵衛の娘。明石酉軒(ゆうけん)に腰元としてつかえ,教育をうけた。18歳のとき,父の遺言に反する結婚を義兄にしいられ,許嫁(いいなずけ)に操をたて,享和元年11月9日自殺した。のち藩主にその節操を賞され,また頼山陽により「赤間駅阿正伝(おまさのでん)(赤間駅節女伝)」が編集されている。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

世界の電気自動車市場

米テスラと低価格EVでシェアを広げる中国大手、比亜迪(BYD)が激しいトップ争いを繰り広げている。英調査会社グローバルデータによると、2023年の世界販売台数は約978万7千台。ガソリン車などを含む...

世界の電気自動車市場の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android