松尾政(読み)まつお まさ

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「松尾政」の解説

松尾政 まつお-まさ

1784-1801 江戸時代後期の女性。
天明4年4月15日生まれ。筑前(ちくぜん)(福岡県)宗像郡赤間駅の酒造業松尾七兵衛の娘。明石酉軒(ゆうけん)に腰元としてつかえ,教育をうけた。18歳のとき,父の遺言に反する結婚を義兄にしいられ,許嫁(いいなずけ)に操をたて,享和元年11月9日自殺した。のち藩主にその節操を賞され,また頼山陽により「赤間駅阿正伝(おまさのでん)(赤間駅節女伝)」が編集されている。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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