改訂新版 世界大百科事典 「松居松葉」の意味・わかりやすい解説
松居松葉 (まついしょうよう)
生没年:1870-1933(明治3-昭和8)
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
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…しかし,1881年江戸生え抜きの作者河竹黙阿弥が,新時代順応の限界を悟って引退を声明,その後も人なきがために筆をとっていたが,門弟に発展的継承がみられず,93年の黙阿弥の死は,それまでの狂言作者制度の崩壊を意味することになった。劇場外文学者の作品提供にはそうした事情もあり,やがて松居松葉,坪内逍遥らが登場する。94年逍遥の《桐一葉》の《早稲田文学》への発表がそれであり,次いで99年松葉の《悪源太》,1904年前記《桐一葉》の舞台化が幕明けとなる。…
※「松居松葉」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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