松岡寺(読み)しようこうじ

日本歴史地名大系 「松岡寺」の解説

松岡寺
しようこうじ

[現在地名]内浦町松波

松波まつなみ川左岸にある。波佐谷山と号し、浄土真宗本願寺派本尊阿弥陀如来本願寺蓮如の三男蓮綱が加賀国能美のみ郡に建立した波佐谷松岡寺の名跡を継承。享禄錯乱で蓮綱・蓮慶父子が没し、松岡寺は退転、のち蓮慶の子祐宗(大弐)は「波佐谷」と称された(小松市の→松岡寺跡。慶長七年(一六〇二)一一月、本願寺准如から木仏本尊を授与された慶栄も「加州波佐谷大弐」とよばれていた(木仏之留)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android