松平信古(読み)まつだいら のぶひさ

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「松平信古」の解説

松平信古 まつだいら-のぶひさ

1829-1888 幕末-明治時代の大名,華族
文政12年4月23日生まれ。越前(えちぜん)(福井県)鯖江(さばえ)藩主間部詮勝(まなべ-あきかつ)の次男松平信璋(のぶあき)の婿養子となり,嘉永(かえい)2年三河(愛知県)吉田藩松平(大河内)家7代。寺社奉行をへて,文久2年大坂城代となる。明治元年大河内に復姓。2年藩名を豊橋藩改称。のち子爵。明治21年11月27日死去。60歳。初名は詮信。通称は理三郎。

松平信古 まつだいら-のぶふる

1770-1796 江戸時代後期の大名。
明和7年1月9日生まれ。松平信亨(のぶつら)の長男。寛政2年出羽(でわ)上山(かみのやま)藩(山形県)藩主松平(藤井)家5代となる。寛政8年10月4日死去。27歳。通称は勘四郎。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の松平信古の言及

【吉田藩】より

…三河国(愛知県)吉田に藩庁を置いた譜代中小藩。1869年(明治2)版籍奉還の際,豊橋藩と改称。1601年(慶長6)松平(竹谷)家清,12年松平(深溝)忠利,32年(寛永9)水野忠清,42年水野忠善,45年(正保2)小笠原忠知,97年(元禄10)久世重之,1705年(宝永2)牧野成春,12年(正徳2)松平(大河内)信祝(のぶとき),29年(享保14)松平(本庄)資訓,49年(寛延2)松平(大河内)信復(のぶなお)と,近世中期まで大名の交替が相次ぎ,歴代には小笠原長重,久世重之,松平信祝,信明(のぶあきら),信順(のぶより),信古(のぶひさ)と幕府の要職についたものが多い。…

※「松平信古」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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