松平照子(読み)まつだいら てるこ

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「松平照子」の解説

松平照子 まつだいら-てるこ

1832-1884 幕末-明治時代の女性。
天保(てんぽう)3年生まれ。上総(かずさ)(千葉県)飯野藩主保科正丕(まさもと)の娘。陸奥(むつ)会津(あいづ)藩主松平容敬(かたたか)の養女となり,豊前(ぶぜん)中津藩主奥平昌服(まさもと)と結婚したが,離別して養家にかえる。戊辰(ぼしん)戦争で若松城籠城(ろうじょう)の際,婦女子を指揮して傷病兵の看護,食糧・弾薬の配給にあたった。和歌,書をよくした。明治17年2月28日死去。53歳。通称は照姫。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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