松延家住宅(読み)まつのぶけじゆうたく

日本歴史地名大系 「松延家住宅」の解説

松延家住宅
まつのぶけじゆうたく

[現在地名]立花町兼松

近世の商家。国指定重要文化財。当家は肥後国に抜ける脇往還の宿場兼松かねまつ町の中ほどにあり、元治元年(一八六四)柳川藩に茶札願を出すなど(谷川組御用日記)御用商人として八女特産の和紙や茶などを取扱ったという。街道沿いに北面して建つ建物は一九世紀中頃の建造とされ、木造二階建の瓦葺土蔵造で、正面から見ると二棟の建物の妻入り入母屋造で、全面漆喰でかためられている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

関連語 格子戸 防火戸

デジタル大辞泉プラス 「松延家住宅」の解説

松延家住宅

福岡県八女市にある住宅。松延家は和紙や茶などの交易を行っていた商家。土間部、座敷部が国の重要文化財に指定されている。

出典 小学館デジタル大辞泉プラスについて 情報

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