20世紀日本人名事典 「松本ツマ」の解説 松本 ツママツモト ツマ 大正・昭和期の助産婦 岩木村議。 生年明治32(1899)年 没年昭和37(1962)年 出生地青森県中津軽郡岩木村(現・岩木町) 旧姓(旧名)三上 経歴青森県中津軽郡の開業医の下で見習い看護婦となる。その傍ら、独学で看護婦・産婆の免状を取得し、12年郷里青森県岩木村で産婆を開業した。以来、約30年間にとりあげた子供の数は1万人を超えると言われる。その一方で地域活動にも積極的に参加し、青森県愛国婦人会や同国防婦人会の会長を歴任。昭和22年には女性にも被選挙権が与えられた戦後初の選挙で当選し、同村ではじめて婦人村会議員となった。地方の医療や婦人問題・社会福祉に尽くすところが大きく、28年に同村八幡長根に記念碑が建立された。 出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報
デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「松本ツマ」の解説 松本ツマ まつもと-ツマ 1899-1962 大正-昭和時代の助産婦。明治32年生まれ。看護婦,助産婦の資格をとり,大正12年郷里の青森県岩木村で開業。三十数年間に1万人以上をとりあげる。昭和22年には女性初の村会議員となり女性問題,社会福祉につくした。昭和37年死去。63歳。 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例