松本米三(読み)まつもと よねぞう

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「松本米三」の解説

松本米三(初代) まつもと-よねぞう

1774-1805 江戸時代中期-後期歌舞伎役者
安永3年生まれ。父は4代芳沢あやめ。4代松本幸四郎の門人で,初代松本小次郎の養子となる。安永8年江戸市村座で初舞台をふみ,寛政11年森田座の立て女方となる。傾城(けいせい)役を得意とした。文化2年3月11日死去。32歳。江戸出身。初名は芳沢吉十郎(初代)。前名は松本米三郎(初代)。俳名文車屋号松鶴屋

松本米三(2代) まつもと-よねぞう

1796-1820 江戸時代後期の歌舞伎役者。
寛政8年生まれ。初代松本米三の次男。文化8年子役から若衆方となる。9年江戸森田座で2代松本米三郎を襲名して若女方をつとめる。10年2代米三を襲名。文政3年7月11日死去。25歳。江戸出身。初名は松本徳之助。俳名は文車。屋号は松鶴屋。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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