…旧国名。丹後とあわせ丹州という。現在の京都府中部,兵庫県東部。ほとんどが丹波高地とよばれる山地から成り,平地は亀岡盆地,福知山盆地などごく少ない。
【古代】
山陰道に属する上国(《延喜式》)。国名は,《古事記》では旦波,丹波が併用されており,《日本書紀》ではすべて丹波である。藤原宮跡出土木簡では例外を除いてすべて丹波であるから,おそらくは大宝令の制定・施行とともに丹波に統一されたと思われる。その名の由来は,《和名類聚抄》が〈太邇波(たには)〉と訓(よ)んでおり,田庭の義であろう。…
…戦国末期の武家。出自は阿波,山城西岡,摂津五百住などと諸説あるが,いずれも口碑の域を出ず未詳。しかし松永久秀の伯祖母妙精が播磨出身であることはほぼ確実。1533‐34年(天文2‐3)ころ久秀は三好長慶(ながよし)の右筆となり,42年には武将として南山城に進駐。弟の長頼は軍事的才幹に恵まれ,49年長慶の入京に伴って山科,大津方面の抑えを任され,53年には丹波八木城を陥れて丹波一国の支配を任され,守護代内藤家を継承した。…
※「松永長頼」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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