デジタル大辞泉
「松蘿」の意味・読み・例文・類語
しょう‐ら【松×蘿】
1 サルオガセの漢名。
2 松の木に絡まる蔓。男女の契りの固いことのたとえに用いる。
「―の契り色深く」〈盛衰記・三九〉
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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しょう‐ら【松蘿】
- 〘 名詞 〙 植物「さるおがせ(猿麻桛)」の漢名。また、一説にヒカゲノカズラなどの蔓草という。
- [初出の実例]「古椽松蘿院、春窓楊柳家」(出典:文華秀麗集(818)上・奉和春日江亭閑望〈仲雄王〉)
- [その他の文献]〔大和本草(1709)〕
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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松蘿 (サルオガセ・マツカズラ;マツゴケ;マツノコケ)
出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報
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世界大百科事典(旧版)内の松蘿の言及
【サルオガセ】より
…主な種類には,地衣体が二叉分枝をくり返し,皮層にリング状の割れ目の多いヨコワサルオガセU.diffracta Vain.,皮層に赤色の色素をもつアカヒゲゴケU.rubicunda Stirt.などがある。 サルオガセ類はウスニン酸usnic acidを含み,松蘿(しようら),老君鬚(ろうくんしゆ)などと称して,利尿,解熱,去痰薬とする。
【柏谷 博之】【新田 あや】。…
※「松蘿」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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