松間(読み)まつのま

精選版 日本国語大辞典 「松間」の意味・読み・例文・類語

まつ‐の‐ま【松間】

  1. 江戸城内の大名詰所大広間の四之間。大廊下とのしきりの襖一面に狩野探幽の筆による巨松の絵があり、島津細川伊達などの外様大名が詰めた。
    1. [初出の実例]「松の間はいづれ太夫の御席也」(出典:雑俳・柳多留‐四七(1809))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「松間」の読み・字形・画数・意味

【松間】しようかん

松の茂みの間。唐・宋之問〔下山歌〕詩 長(とこし)へに此(かく)の如きも 君が再せんは、復(ま)た何(いづ)れの時ぞ

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