板に付く(読み)イタニツク

デジタル大辞泉 「板に付く」の意味・読み・例文・類語

いた・く

役者経験を積んで、演技舞台によく調和する。
経験を積んで、動作態度地位職業などにしっくり合う。「―・いた司会ぶり」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「板に付く」の意味・読み・例文・類語

いた【板】 に 付(つ)

  1. ( 「いた」は舞台の意 ) 役者が経験を積んで、芸が舞台にしっくりと調和する。また一般に、その仕事にもの慣れている様子。また、服装、態度などがよく似合う様子にもいう。〔現代語辞典(1923)〕
    1. [初出の実例]「蝶子のマダム振りも板についた」(出典:夫婦善哉(1940)〈織田作之助〉)

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