日本歴史地名大系 「板垣山」の解説 板垣山いたがきやま 山梨県:甲府市旧山梨郡地区板垣村板垣山東光寺(とうこうじ)・善光寺(ぜんこうじ)・酒折(さかおり)各町北方に位置する山々の南傾斜面の総称。大円(だいえん)川・高倉(たかくら)川の水源をなす。山域は現善光寺・横根(よこね)両町の境をなす八人(はちにん)山の稜線から積翠寺(せきすいじ)山西麓に及ぶ。上積翠寺町の岩堂(がんどう)峠南に標高九八五・八メートルの小ピークがあるが、明確な山頂はない。中腹を東西に横切る茶堂(ちやどう)峠越の道筋(茶道)は甲府城下と板垣・横根方面を結ぶ。戦国時代に官道として整備されたと伝承され、峠に烽火台が置かれた(甲斐国志)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by