板橋城跡
いたばしじようあと
[現在地名]今市市板橋
南北に走る壬生通(国道三五二号)の東側、城山(四四三・三メートル)の山頂に中世の山城があり、北麓に館跡がある。館からの比高一五〇メートル。山頂は削平され、付近に五ヵ所ほど土塁と石積みが残る。東へやや下った平坦部はコマノリバンバ(駒乗馬場か)と俗称され、湧水がある。館跡は約一〇〇メートル四方の方形で、現在は中央部を南西から北東にJR日光線が通る。北面から西を回って南西面へは、土塁と三段の土積みがよく残る。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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