林家トミ(読み)ハヤシヤ トミ

新撰 芸能人物事典 明治~平成 「林家トミ」の解説

林家 トミ
ハヤシヤ トミ


職業
寄席囃子

肩書
重要無形文化財保持者〔昭和37年〕

生年月日
明治18年

出身地
大阪府

経歴
6歳で初めて三味線を手にし、26歳から死ぬまでの50年間、ひたすら寄席縁の下の力持ちにあたる、“寄席ばやし”に徹し、三味線に女の一生を賭けた大阪芸人。この間、大正3年32歳で落語家の2代目林家染丸と結婚。戦後死別。昭和37年努力が認められて人間国宝に指定され、42年勲七等宝冠章を受ける。44年引退を公表。没後の平成16年上方演芸の発展に尽くした故人を顕彰する上方芸能の殿堂入りを果たした。

受賞
勲七等宝冠章〔昭和42年〕

没年月日
昭和45年 4月1日 (1970年)

家族
夫=林家 染丸(2代目)

伝記
わたしの寄席けったいな人びと―ホンマモンの芸と人 安藤 鶴夫 著棚橋 昭夫 著(発行元 河出書房新社図書出版浪速社 ’08’00発行)

出典 日外アソシエーツ「新撰 芸能人物事典 明治~平成」(2010年刊)新撰 芸能人物事典 明治~平成について 情報

20世紀日本人名事典 「林家トミ」の解説

林家 トミ
ハヤシヤ トミ

明治〜昭和期の寄席囃子



生年
明治18(1885)年

没年
昭和45(1970)年4月1日

出身地
大阪府

主な受賞名〔年〕
勲七等宝冠章〔昭和42年〕

経歴
6歳で初めて三味線を手にし、26歳から死ぬまでの50年間、ひたすら寄席の縁の下の力持ちにあたる、“寄席ばやし”に徹し、三味線に女の一生を賭けた大阪芸人。この間、大正3年32歳で落語家の2代目林家染丸と結婚。戦後死別。昭和37年努力が認められて人間国宝に指定され、42年勲七等宝冠章を受ける。44年引退を公表。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「林家トミ」の解説

林家トミ はやしや-トミ

1883-1970 明治-昭和時代の寄席の囃子(はやし)方。
明治16年11月26日生まれ。6歳から三味線にしたしみ,桂あさに師事。27歳で上方寄席の下座(げざ)にはいる。大正3年2代林家染丸と結婚。昭和37年上方寄席下座音楽が選択無形文化財となり,トミがその演奏者に指定された。44年引退。昭和45年4月1日死去。86歳。大阪出身。本名は岡本トミ。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

367日誕生日大事典 「林家トミ」の解説

林家 トミ (はやしや とみ)

生年月日:1883年11月26日
明治時代-昭和時代の寄席の囃子方
1970年没

出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android