林駒之助(読み)ハヤシ コマノスケ

20世紀日本人名事典 「林駒之助」の解説

林 駒之助
ハヤシ コマノスケ

明治〜昭和期の官吏 北海道庁林務課長。



生年
慶応2年3月3日(1866年)

没年
昭和14(1939)年8月24日

出生地
越前国(福井県)

学歴〔年〕
東京農林学校(現・東京大学農学部)卒

経歴
石川大阪の大林区署勤務を経て、福島秋田の大林区署長となる。大正3年から19年間北海道庁林務課長として林野行政に携わり北海道の林業確立に寄与する。森林防火組合を道内の各地に設立し山火事防止と早期消火の体制を作り上げ、また国有林の斫伐事業を起こし森林鉄道による深山開発と管理の布石を敷いた。更に国有防風保安林を造成し林野面積増大を図った。昭和7年現役を退いてからも北海道における林野事業の顧問格として務め、14年温根湯国有林を視察中に森林鉄道事故に遭い殉職した。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「林駒之助」の解説

林駒之助 はやし-こまのすけ

1866-1939 明治-昭和時代前期の官吏。
慶応2年3月3日生まれ。林毛川の孫。明治17年東京山林学校(現東大農学部)に入学。卒業後,石川,大阪の大林区署勤務をへて福島,秋田の大林区署長となる。大正3年より19年間,北海道庁林務課長として林野行政にたずさわった。昭和14年8月24日死去。74歳。越前(えちぜん)(福井県)出身

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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