… 1837年を頂点とする天保飢饉で死者数万という被害を被り,諸藩では天保末年から藩政改革に乗り出した。福井藩の松平慶永のほか,勝山藩では林毛川(もうせん)が産物改会所を設けて財政の建直しをはかり,大野藩では土井利忠が登用した内山良休,隆佐兄弟を中心に改革に成功し,大野屋と称する会所を全国各地に設け,藩船大野丸で諸藩と交易を行い,北蝦夷地進出もはかった。鯖江藩主間部詮勝(あきかつ)は老中として井伊直弼のもとで活躍した。…
※「林毛川」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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