枘鑿(読み)ぜいさく

精選版 日本国語大辞典 「枘鑿」の意味・読み・例文・類語

ぜい‐さく【枘鑿】

〘名〙 (「ほうぜいえんさく(方枘円鑿)」の略。「枘」は木材石材を組むとき、そのはしを刻み、他の穴(枘穴)に入れるための突起。「鑿」は掘られた穴) 四角い枘(ほぞ)(=方枘)と円い穴(円鑿)。転じて、物事がたがいにくいちがって合わないことのたとえ。円鑿方枘(えんさくほうぜい)
米欧回覧実記(1877)〈久米邦武〉三「西洋の良法善制を取て、之を東洋に行ふには、其形跡をすてて、其旨意をとり、能く酌量して行はざれば、往々に枘鑿合せざるものあり」

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デジタル大辞泉 「枘鑿」の意味・読み・例文・類語

ぜい‐さく【××鑿】

ほぞと、ほぞを受ける円い穴。

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