果て(読み)ハテ

デジタル大辞泉の解説

はて【果て】

果てること。終わること。また、物事の終わり。しまい。限り。すえ。「果てもない議論」「旅路の果て
年月を経過したあとの状態。「なれの果て」「栄華の果て
広い地域の極まるところ。いちばん端の所。「地の果て」「海の果て
喪の終わり。四十九日の終わる日。また、一周忌。
「御―も、やうやう近うなり侍りにけり」〈・幻〉

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大辞林 第三版の解説

はて【果て】

〔動詞「はてる」の連用形から〕
終わること。尽きること。 「 -のない議論」 「 -のない欲望」
行きつく最後の所。一番はし。 「空の-」 「世界の-まで探し求める」
物事の結末。最後。末路。 「なれの-」 → はては
喪の終わり。四十九日にも一周忌にもいう。 「御-にも、誦経などとりわきせさせ給ふ/源氏 横笛
[句項目] 果ての事 果ての業

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

精選版 日本国語大辞典の解説

はたし‐て【果て】

〘副〙 (動詞「はたす(果)」の連用形接続助詞「て」が付いてできた語)
① 肯定表現に用いて、結果が予期した通りであることを強調する。
(イ) 思っていたごとく。案の定。
※大唐西域記巻十二平安中期点(950頃)「其の国に生れむと願す。果(ハタシテ)宿心を遂げて王子と為ること得つ」
(ロ) ついに。とうとう。
※白氏文集天永四年点(1113)三「果然(ハタシテ)(〈別訓〉つひに)胡の寇燕より起る」
② 仮定表現に用いて、事態をあやぶみながらも想定する気持を表わす。まことに。本当に。
浮雲(1887‐89)〈二葉亭四迷〉一「しかしネー、若し果して課長が我輩を信用してゐるなら」
③ 疑問表現に用いて、事態がはっきりしないことを強調する。いったい。
小学読本(1874)〈榊原那珂・稲垣〉五「飽まで食ひ暖に衣て学問の志もなく徒に遊戯にのみ耽るもの多きは果して何の心ぞや」
[補注]漢文訓読に起源を持つ語で、①が本来の用法。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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