切り(読み)キリ

デジタル大辞泉 「切り」の意味・読み・例文・類語

きり【切り/限り】

[名]
区切り。切れ目。「―のよいところでやめる」「―をつける」
(多く「きりがない」「きりのない」などの形で用いる)かぎり。はて。際限。「欲をいえば―がない」
(限り)商品の先物取引で、受け渡しの期限。限月げんげつ。「先―さきぎり
芸能で、最後の部分。
謡曲で、1曲の最後の部分。
浄瑠璃歌舞伎で、一段・一幕の最後の部分。「四の―」
寄席よせで、その日の最後の出し物。また、その演者
㋓「切能きりのう」の略。
㋔「切狂言きりきょうげん」の略。
碁で、相手の石の接続を切断すること。また、そのような手。
[接尾]助数詞。やや厚めに切ったものを数えるのに用いる。
「干し瓜三―ばかり食ひ切りて」〈宇治拾遺・七〉
[類語]果て果てし限り際限

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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