枷を掛ける(読み)かせをかける

精選版 日本国語大辞典 「枷を掛ける」の意味・読み・例文・類語

かせ【枷】 を 掛(か)ける

  1. 自由を束縛する。
    1. [初出の実例]「こは彼のをとこに枷(カセ)かけて、飯をたうべ果つるまで、得立たせじと思ふに侍り」(出典読本青砥藤綱摸稜案(1812)後)
  2. ( 三味線の音を高くするために、枷を当てるところから ) 物事調子一段と高くする。拍車をかける。→枷(かせ)
    1. [初出の実例]「こちらのかせかけた調子には一つもあはず」(出典:浮世草子・当世乙女織(1706)四)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android