精選版 日本国語大辞典 「染抜」の意味・読み・例文・類語 そめ‐ぬき【染抜】 〘 名詞 〙① 染め抜くこと。模様を地の色のままにして他を染めること。また、その模様。[初出の実例]「蘆辺の田鶴を染抜にする つら幕に吹井の浦を見渡せば」(出典:俳諧・桃青門弟独吟廿歌仙(1680)吟桃独吟)② 染糊を使って染め抜いた更紗(さらさ)。 しみ‐ぬき【染抜】 〘 名詞 〙 衣服、布地や調度品などについた部分的なよごれやしみを、生地をいためることなく除き取ること。また、それに用いる薬品。[初出の実例]「博多へ浸(しみ)を付けましたので、〈略〉浸抜(シミヌキ)に遣たら宜からうと申ますと」(出典:落語・樟脳玉(1890)〈二代目古今亭今輔〉) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例