柔軟剤(読み)じゅうなんざい(その他表記)softening agent

日本大百科全書(ニッポニカ) 「柔軟剤」の意味・わかりやすい解説

柔軟剤
じゅうなんざい
softening agent

毛髪繊維製品にしなやかな感触を与えるために用いられる薬剤。その効果は、第一に毛髪あるいは繊維どうし、または繊維と肌との間の摩擦を減少させ、第二に毛髪や繊維表面に適度の水分を保持させることである。柔軟剤として麻や木綿には、陰イオン界面活性剤によって長鎖アルコールを乳化した薬剤が用いられてきたが、現在では非イオン界面活性剤も用いられている。またアクリル繊維ナイロンには陽イオン界面活性剤あるいは両性界面活性剤主成分とする薬剤が用いられる。

[早野茂夫]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

化学辞典 第2版 「柔軟剤」の解説

柔軟剤
ジュウナンザイ
softening agent

糸,織物,皮,紙,セロハンなどに柔軟性を与えるために加えられる薬剤.糸,織物には C12~C18 程度の界面活性剤を用いる.衣服にはワックス類,セロハンにはグリセリンが使われている.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

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