20世紀日本人名事典 「柚木学」の解説
柚木 学
ユノキ マナブ
昭和・平成期の日本史学者 大阪明浄大学学長;関西学院大学名誉教授。
- 生年
- 昭和4(1929)年6月22日
- 没年
- 平成12(2000)年4月21日
- 出身地
- 石川県金沢市
- 学歴〔年〕
- 関西学院大学経済学部〔昭和28年〕卒,関西学院大学大学院経済学研究科〔昭和34年〕博士課程修了
- 学位〔年〕
- 経済学博士
- 主な受賞名〔年〕
- 住田海事奨励賞(第11回)〔昭和54年〕,日本学士院賞(第72回)〔昭和57年〕「近世海運史の研究」,神戸史学会賞(第7回)〔昭和60年〕
- 経歴
- 昭和32年関西学院大学助手、35年専任講師、39年助教授を経て、47年教授に就任。経済学部長、平成6〜9年学長、のち大阪明浄大学学長。灘の酒造史研究の第一人者として知られ、江戸期の酒などの商品流通の実態を解明した。また関西大学学長時代は阪神大震災の復興に尽力した。著書に「近世灘酒経済史」「日本酒の歴史」「近世海運史の研究」「日本水土交通史論集」(全6巻 文献出版)など。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報