柱巻(読み)はしらまき

精選版 日本国語大辞典 「柱巻」の意味・読み・例文・類語

はしら‐まき【柱巻】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 布や筵(むしろ)などで、柱などを巻き包むこと。また、その巻き包んだもの。
    1. [初出の実例]「正面高足の土手〈略〉左右の柱巻(ハシラマ)き梅楓の大樹」(出典歌舞伎・四天王楓江戸粧(1804)四立)
  3. 能楽で、「道成寺」だけの特殊演出。後場の祈りの途中で、道成寺の住僧たちに追われて橋がかりに行った女の蛇体が、再び舞台にはいろうとしてシテ柱に背をもたせかけたまま、太鼓のナガシという打法につれ、ギリギリと柱を右に一回りする演技。蛇体がからみつくさまを意味するといわれる。(金剛流の特殊演出では順序を逆にする型もある)。〔豊高日記(1758)〕
  4. 歌舞伎の型の一つ。荒事またはだんまりで、柱や立木に寄り両手を上下に巻きつくようにかけ、足をかけて見得をきるもの。座頭級に限って許される。
    1. [初出の実例]「鳴神、柱巻(ハシラマキ)の見得。これにて坊主みなみな、海老おれになる」(出典:歌舞伎・鳴神(1742か))

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