柳堤(読み)りゅうてい

精選版 日本国語大辞典 「柳堤」の意味・読み・例文・類語

りゅう‐ていリウ‥【柳堤・柳隄】

  1. 〘 名詞 〙 柳の植えてある堤。柳塘
    1. [初出の実例]「夜維桃浦紅雨、春艤柳堤絮風」(出典本朝麗藻(1010か)上・林花落灑舟〈藤原道長〉)
    2. [その他の文献]〔温庭筠‐寄崔先生詩〕

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日本歴史地名大系 「柳堤」の解説

柳堤
やなぎつつみ

江戸時代、上町うわまち下町したまちの通路として奈良屋ならや(現宮町一―三丁目・南町一丁目)より下町ねずみ(現柳町一丁目)まで千波せんば湖の中に築かれた堤で、初めは新道しんどうと称したが、元禄三年(一六九〇)の令で柳堤と改めた(水府地理温故録)

建設の時期については同書の柳堤之事の項に「久方蘭谿士の見聞録に曰、正保四年、幕府へ御伺ひ之上、千波湖水の中に新たに道を築せらる。

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普及版 字通 「柳堤」の読み・字形・画数・意味

【柳堤】りゆうてい

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