千波湖(読み)センバコ

日本歴史地名大系 「千波湖」の解説

千波湖
せんばこ

水戸市街地の南方に位置し、上市うわいち台地と千波緑岡せんばみどりおか台地の間の低地にある東西約一千二五〇メートル・南北約三五〇メートルの湖。平均水深約一メートル。太古入江であったこの付近が、那珂川下流の土砂堆積で堰止められて出来た。古くは千波沼・仙波湖とも称した。

江戸時代には現在より広く、とくに寛永二年(一六二五)下町したまち開発のため東南部を埋立てる前は、浜田はまだ(現浜田一―二丁目)吉田よしだ(現元吉田町)の方まで広がる大きな湖であった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

2022年度から実施されている高校の現行学習指導要領で必修となった科目。実社会や実生活で必要となる国語力の育成を狙いとし、「話す・聞く」「書く」「読む」の3領域で思考力や表現力を育てる。教科書作りの...

現代の国語の用語解説を読む