柴やぎ(読み)しばやぎ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「柴やぎ」の意味・わかりやすい解説

柴やぎ
しばやぎ

鹿児島長崎およびその周辺島々で古くから飼われていた日本の在来種で,南京やぎとも呼ばれた。小型であるが体質は強健で,粗放な飼養管理にも耐え,また他の品種と違って一年中繁殖が可能である。日本のやぎはすべて本種であったが,本格的に乳用種が飼われるようになってからは減少し,現在では四国九州一部で飼われているにすぎない。なお,日本ザーネンは本種をザーネン種累進交配してつくられたものである。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android