柴垣節(読み)シバガキブシ

デジタル大辞泉 「柴垣節」の意味・読み・例文・類語

しばがき‐ぶし【×柴垣節】

江戸初期の俗謡。承応・明暦年間(1652~1658)ごろに流行もと北国の米つき歌とも、山の手やっこたちの踊り歌ともいう。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「柴垣節」の意味・読み・例文・類語

しばがき‐ぶし【柴垣節】

〘名〙 江戸時代、明暦(一六五五‐五八)頃に流行した踊り歌。もと北国の米搗歌で、奴(やっこ)が好んで踊ったという。「柴垣柴垣柴垣越しで雪のふり袖ちらと見た」の歌詞による名。曲節外記節(げきぶし)河東節の「傀儡師(かいらいし)」の中にとられている。しばがき。〔糸竹初心集(1664)〕

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