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傀儡師 かいらいし

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

傀儡師
かいらいし

人形遣いの古称。「傀儡子」とも書く。中国で操 (あやつり) 人形を傀儡と呼び,日本では平安時代に,日本古来の「くぐつ」の語をあて,人形遣い (傀儡師) を,「くぐつ,くぐつまわし」などと称した。

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傀儡師
かいらいし

邦楽曲名。 (1) 長唄。4世杵屋三郎助 (10世杵屋六左衛門) が,外記節 (げきぶし) 復活を意図して作曲した外記節三部作の一つ。別称『外記傀儡師』。文化 12 (1815) 年の作といわれる。 (2) 河東節。

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デジタル大辞泉の解説

かいらい‐し〔クワイライ‐〕【××儡師】

人形を使って諸国を回った漂泊芸人。特に江戸時代、首に人形の箱を掛け、その上で人形を操った門付け芸人をいう。傀儡(くぐつ)回し。人形つかい。 新年》
歌舞伎舞踊。傀儡師の風俗を取り入れたもので、河東節長唄富本節清元節などにある。
陰にいて人を操る者。策士。黒幕。

くぐつ‐し【傀儡師】

傀儡(くぐつ)2」に同じ。 新年》「―の前だれ赤き女ぶり/由基人」

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百科事典マイペディアの解説

傀儡師【くぐつまわし】

傀儡(くぐつ)

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デジタル大辞泉プラスの解説

傀儡師(くぐつし)

徳丸勝博による戯曲。1969年、第14回「新劇」岸田戯曲賞(のちの岸田国士戯曲賞)の候補作品となる。

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世界大百科事典 第2版の解説

かいらいし【傀儡師】

歌舞伎舞踊。清元。1824年(文政7)9月江戸市村座で3世坂東三津五郎が踊った三変化《復新三組盞(またあたらしくみつのさかずき)》の一つ。作詞2世桜田治助,作曲清元斎兵衛,振付松本五郎市。首からつるした箱からいろいろな人形を出して舞わせて見せる大道芸人傀儡(くぐつ)師を題材としたもの。三人息子の仕分け,お七・吉三の色模様,坊主のチョボクレ,牛若と浄瑠璃姫,知盛の霊を踊り分けるのが見どころ。【戸部 銀作】

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大辞林 第三版の解説

かいらいし【傀儡師】

人形まわし。特に、江戸時代、首から掛けた箱の上で人形を舞わして見せる大道芸人をいう。でくまわし。くぐつまわし。くぐつし。人形遣い。 [季] 新年。
陰にいて人を操って自分の思いどおりに行動させる者。黒幕。策士。
傀儡師の風俗を取り入れた歌や歌舞伎舞踊。河東かとう節・長唄・清元にある。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

傀儡師
かいらいし

歌舞伎(かぶき)舞踊。清元。2世桜田治助(じすけ)作詞・清元斎兵衛作曲・松本五郎市振付け。三変化(へんげ)『復新三組盃(またあたらしくみつのさかずき)』の一つで、1824年(文政7)9月、江戸・市村座で3世坂東(ばんどう)三津五郎が初演。傀儡師の風俗を描いたもので、お七吉三(きちさ)の人形を使う心で2人のクドキ、弁長(べんちょう)のチョボクレがあり、ついで義経(よしつね)の物語から「船弁慶(ふなべんけい)」をかたどった踊りになる。江戸趣味豊かな洒落(しゃれ)っ気と軽妙な味のある曲・振付けで、近年では7世三津五郎の当り芸であった。ほかに河東節(かとうぶし)、長唄(ながうた)、また長唄・富本(とみもと)の掛合いで同じ通称の曲がある。[松井俊諭]

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世界大百科事典内の傀儡師の言及

【傀儡】より

…ジプシーに似た漂泊民であって,彼らは農耕の民ではなく,官僚的支配の外側に生き,〈上は王公を知らず,傍(かたわら)牧宰を怕(おそ)れず,課役なきをもて一生の楽となせり〉とあるように,体制外の非編戸の民であった。集団の傀儡の中で人形を舞わすものを〈くぐつまわし〉と呼び,12世紀(平安末期)には〈傀儡師〉の字をあてるようになった。のちには〈くぐつまわし〉を〈かいらいし〉ともいった。…

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