デジタル大辞泉 「傀儡師」の意味・読み・例文・類語
かいらい‐し〔クワイライ‐〕【×傀×儡師】
2 歌舞伎舞踊。傀儡師の風俗を取り入れたもので、河東節・長唄・富本節・清元節などにある。
3 陰にいて人を操る者。策士。黒幕。
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歌舞伎(かぶき)舞踊。清元。2世桜田治助(じすけ)作詞・清元斎兵衛作曲・松本五郎市振付け。三変化(へんげ)『復新三組盃(またあたらしくみつのさかずき)』の一つで、1824年(文政7)9月、江戸・市村座で3世坂東(ばんどう)三津五郎が初演。傀儡師の風俗を描いたもので、お七吉三(きちさ)の人形を使う心で2人のクドキ、弁長(べんちょう)のチョボクレがあり、ついで義経(よしつね)の物語から「船弁慶(ふなべんけい)」をかたどった踊りになる。江戸趣味豊かな洒落(しゃれ)っ気と軽妙な味のある曲・振付けで、近年では7世三津五郎の当り芸であった。ほかに河東節(かとうぶし)、長唄(ながうた)、また長唄・富本(とみもと)の掛合いで同じ通称の曲がある。
[松井俊諭]
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…ジプシーに似た漂泊民であって,彼らは農耕の民ではなく,官僚的支配の外側に生き,〈上は王公を知らず,傍(かたわら)牧宰を怕(おそ)れず,課役なきをもて一生の楽となせり〉とあるように,体制外の非編戸の民であった。集団の傀儡の中で人形を舞わすものを〈くぐつまわし〉と呼び,12世紀(平安末期)には〈傀儡師〉の字をあてるようになった。のちには〈くぐつまわし〉を〈かいらいし〉ともいった。…
※「傀儡師」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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