柴田伝之助(読み)しばた でんのすけ

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「柴田伝之助」の解説

柴田伝之助 しばた-でんのすけ

1828-1868 幕末農民
文政11年生まれ。出羽(でわ)平鹿郡(秋田県)三重村の人。戊辰(ぼしん)戦争時,出羽久保田藩(秋田県)を攻撃しようとする仙台藩大砲をうばってかくす。密告で捕らえられ,明治元年9月19日釈放されたが,帰途,密告者の目明かしに暗殺された。41歳。同年10月5歳の遺児が介助されて仇(あだ)を討つ。明治31年初代市川左団次が「名高(なもたかき)秋田義民伝」として上演本姓石川。初名は勇助。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android